思いをあなたに・・・第41話 初めての妖精 [思いをあなたに・・・]
思いをあなたに・・・第41話 初めての妖精
1.
ちはる
「さあ!みんなを探しに行こう」
しおり
「はい!」
妖精
「こらあ!花を踏むんじゃな~い!」
2.
ちはる
「・・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「聞いてるのっ!?」
ちはる
「あっ・・・・・」
妖精
「なんで花を踏みつけたのか聞いてるのっ!」
ちはる
「花!?」
3.
ちはる
「あ・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
ちはる
「ごめんなさい あなたの大切なお花を荒らしてしまって・・・」
トントン
しおり
「あっ・・・ごめんなさい」
ペコ
4.
スッ!
妖精
「せっかく育てた花が台無しじゃない」
妖精
「まったく・・・」
ちはる
「本当ですね・・・・・・ごめんなさい」
5.
ちはる
「おかしな花の倒れ方してる・・・」
しおり
「あっ!」
しおり
「あの・・・あなたは妖精ですか?」
妖精
「そうよ!見れば分かるでしょ!バ~カ」
しおり
「う・・・」
妖精
「あ・・・私もこの子も妖精を見るのは初めてで・・・」
6.
ちはる
「あまりに可愛いからびっくりしちゃったんです!」
パチッ!
妖精
「う・・・かわいい・・・」
ボッ
妖精
「バカなこと言わないで!そんなこと言って花を踏んだことを許さないんだから!」
妖精
「うッ」
ちはる
「ウフフ」
しおり
「ウフフ」
妖精
「なっなによ!?」
ちはる
「かわい」
しおり
「うん かわい」
7.
妖精
「あ・・・・ あ・・・・」
妖精
「バカァ!」
妖精
「・・・それでどうしてここに人間がいるわけ?」
ちはる
「私たちにもわからないんです」
しおり
「うん」
ちはる
「大きな玉に襲われて・・・気づいたら・・・ここに」
妖精
「大きな玉?」
ちはる
「はい」
8.
妖精
「赤や青の大きな玉のこと?」
ちはる
「はい」
妖精
「ひょっとしてあの玉に触ったの?」
ちはる
「はい」
妖精
「ふうん」
しおり
「・・・・・・」
9.
ちはる
「それがどうかしましたか?」
妖精
「体は無事なの?」
ちはる
「はい!この通りピンピン!」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「・・・・・・・・」
妖精
「まあいいわ 気のせいでしょ・・・・・・」
ちはる
「?」
妖精
「それであなた達はこれからどうするの?」
10.
ちはる
「おそらく私達の友達もこちらの世界へ来ていると思うので・・・」
ちはる
「彼女達と合流して元の世界へ戻りたいと思います」
妖精
「今、私達って言った?」
妖精
「他にも来てるの?」
ちはる
「はい」
妖精
「何人くらいいるの?」
ちはる
「私の友達が3人」
ちはる
「しおりさんの友達が9人」
妖精
「そんなにいるの!」
11.
妖精
「全員で十二人なの?」
ちはる
「はい」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「そんな大勢の人間がこちらの世界へくるなんて聞いたことがない」
妖精
「どこか穴が開いているんじゃ・・・」
グイ
しおり
「あと恋ちゃんがいるよ!」
妖精
「恋!?」
12.
ちはる
「え!」
妖精
「その恋って子はこの子くらいの背で胸に大きな鍵をぶら下げていなかった!?」
ちはる
「あ・・・はい!その子です」
妖精
「はあぁ~」
ヘナヘナヘナヘナ
妖精
「なに考えているんだろう・・・・・・」
妖精
「あの方は・・・・・」
13.
妖精
「こんな危険な時に門を開いて大勢の人間を入れるなんて!」
ピュン!ピュン!
ちはる
「・・・・・・」
ちはる
「危険な時?」
妖精
「分かったわ!あなた達はすぐに人間界に戻りたいのね!」
ちはる
「はい!そうです!」
妖精
「この先に行くとお城があるの!」
妖精
「着いたら門番に話して中に入れてもらいなさい」
14.
妖精
「むこうも分かっているはずだから・・・」
ちはる
「分かりました 向こうですね」
サ!
妖精
「ええ」
ちはる
「あの・・・ところで恋ちゃんは何者なんですか?」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「まあ・・・いいわ 教えてあげる」
ゴクッ!
15.
妖精
「あの方はこの妖精界を司る」
妖精
「妖精女王レーン様」
ちはる
「ええ! 」
ちはる
「あの子がこの世界の女王?」
ちはる
「・・・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「そうよ!だからそそうの無いようにね!」
16.
妖精
「ほらっ!早く行きなさい!」
ちはる
「あっ!はいっ!」
ちはる
「行きましょう しおりさん」
しおり
「はい!」
妖精
「待ちなさいっ!」
ビクッ
妖精
「あなた達・・・何か忘れてるでしょ?」
17.
ちはる
「?」
クル
ちはる
「忘れてる?」
しおり
「お金?」
妖精
「バカッ!」
くわっ!
しおり
「うっ・・・」
ちはる
「じゃあ・・・なにを?」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「名前よ」
カア・・・
妖精
「あなた達のな・ま・え!」
妖精
「覚えてあげるから言いなさい!」
クスクス
プ
18.
ちはる
「私は青山ちはる」
しおり
「私は新島しおり」
フラン
「私はフラン!」
ちはる
「かわいい」
フラン
「な」
しおり
「うん!かわいい!」
フラン
「からかわないで!」
ちはる
「かわいい!」
フラン
「くっ」
しおり
「かわいい!」
19.
フラン
「早く行きなさ~い!」
ブンブン
ちはる
「キャ~」
しおり
「わあ~怒ったあぁ!」
ちはる
「そんなに追われると花を踏んじゃうよ!」
フラン
「ぐう~」
ちはる
「それじゃあ行くね!お花踏んでしまってごめんなさ~い!」
しおり
「ごめんなさ~い」
フラン
「イ~だ!」
20.
フラン
「ふう・・・やっと行った・・・」
フラン
「あ~顔が痛い」
フラン
「それにしてもあの玉に触ったって言ったわね・・・・・・」
フラン
「確かあの玉に触った人間は・・・・・・」
フラン
「!」
フラン
「こっこれは!」
フラン
「まさかあの子が!?」
あとがき
やっと終わった・・・
今回はペン入れいつも使っていた「新ペン先 SchoolG」のインクが入手できなかったためGペンとインクを使ってペン入れ
即効性のインクではないので左手とか定規が引っかかってインクがはみ出るというハプニング!
まあ今まで以上に良い感じの線が引けたから良いんだけどね
冬で乾燥してたからかな?
でも時間短縮のためそろそろパソコンで処理しないとだめかと思う今日この頃・・・
2011/01/25 16:33:25
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1.
ちはる
「さあ!みんなを探しに行こう」
しおり
「はい!」
妖精
「こらあ!花を踏むんじゃな~い!」
2.
ちはる
「・・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「聞いてるのっ!?」
ちはる
「あっ・・・・・」
妖精
「なんで花を踏みつけたのか聞いてるのっ!」
ちはる
「花!?」
3.
ちはる
「あ・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
ちはる
「ごめんなさい あなたの大切なお花を荒らしてしまって・・・」
トントン
しおり
「あっ・・・ごめんなさい」
ペコ
4.
スッ!
妖精
「せっかく育てた花が台無しじゃない」
妖精
「まったく・・・」
ちはる
「本当ですね・・・・・・ごめんなさい」
5.
ちはる
「おかしな花の倒れ方してる・・・」
しおり
「あっ!」
しおり
「あの・・・あなたは妖精ですか?」
妖精
「そうよ!見れば分かるでしょ!バ~カ」
しおり
「う・・・」
妖精
「あ・・・私もこの子も妖精を見るのは初めてで・・・」
6.
ちはる
「あまりに可愛いからびっくりしちゃったんです!」
パチッ!
妖精
「う・・・かわいい・・・」
ボッ
妖精
「バカなこと言わないで!そんなこと言って花を踏んだことを許さないんだから!」
妖精
「うッ」
ちはる
「ウフフ」
しおり
「ウフフ」
妖精
「なっなによ!?」
ちはる
「かわい」
しおり
「うん かわい」
7.
妖精
「あ・・・・ あ・・・・」
妖精
「バカァ!」
妖精
「・・・それでどうしてここに人間がいるわけ?」
ちはる
「私たちにもわからないんです」
しおり
「うん」
ちはる
「大きな玉に襲われて・・・気づいたら・・・ここに」
妖精
「大きな玉?」
ちはる
「はい」
8.
妖精
「赤や青の大きな玉のこと?」
ちはる
「はい」
妖精
「ひょっとしてあの玉に触ったの?」
ちはる
「はい」
妖精
「ふうん」
しおり
「・・・・・・」
9.
ちはる
「それがどうかしましたか?」
妖精
「体は無事なの?」
ちはる
「はい!この通りピンピン!」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「・・・・・・・・」
妖精
「まあいいわ 気のせいでしょ・・・・・・」
ちはる
「?」
妖精
「それであなた達はこれからどうするの?」
10.
ちはる
「おそらく私達の友達もこちらの世界へ来ていると思うので・・・」
ちはる
「彼女達と合流して元の世界へ戻りたいと思います」
妖精
「今、私達って言った?」
妖精
「他にも来てるの?」
ちはる
「はい」
妖精
「何人くらいいるの?」
ちはる
「私の友達が3人」
ちはる
「しおりさんの友達が9人」
妖精
「そんなにいるの!」
11.
妖精
「全員で十二人なの?」
ちはる
「はい」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「そんな大勢の人間がこちらの世界へくるなんて聞いたことがない」
妖精
「どこか穴が開いているんじゃ・・・」
グイ
しおり
「あと恋ちゃんがいるよ!」
妖精
「恋!?」
12.
ちはる
「え!」
妖精
「その恋って子はこの子くらいの背で胸に大きな鍵をぶら下げていなかった!?」
ちはる
「あ・・・はい!その子です」
妖精
「はあぁ~」
ヘナヘナヘナヘナ
妖精
「なに考えているんだろう・・・・・・」
妖精
「あの方は・・・・・」
13.
妖精
「こんな危険な時に門を開いて大勢の人間を入れるなんて!」
ピュン!ピュン!
ちはる
「・・・・・・」
ちはる
「危険な時?」
妖精
「分かったわ!あなた達はすぐに人間界に戻りたいのね!」
ちはる
「はい!そうです!」
妖精
「この先に行くとお城があるの!」
妖精
「着いたら門番に話して中に入れてもらいなさい」
14.
妖精
「むこうも分かっているはずだから・・・」
ちはる
「分かりました 向こうですね」
サ!
妖精
「ええ」
ちはる
「あの・・・ところで恋ちゃんは何者なんですか?」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「まあ・・・いいわ 教えてあげる」
ゴクッ!
15.
妖精
「あの方はこの妖精界を司る」
妖精
「妖精女王レーン様」
ちはる
「ええ! 」
ちはる
「あの子がこの世界の女王?」
ちはる
「・・・・・・・」
しおり
「・・・・・・」
妖精
「そうよ!だからそそうの無いようにね!」
16.
妖精
「ほらっ!早く行きなさい!」
ちはる
「あっ!はいっ!」
ちはる
「行きましょう しおりさん」
しおり
「はい!」
妖精
「待ちなさいっ!」
ビクッ
妖精
「あなた達・・・何か忘れてるでしょ?」
17.
ちはる
「?」
クル
ちはる
「忘れてる?」
しおり
「お金?」
妖精
「バカッ!」
くわっ!
しおり
「うっ・・・」
ちはる
「じゃあ・・・なにを?」
妖精
「・・・・・・」
妖精
「名前よ」
カア・・・
妖精
「あなた達のな・ま・え!」
妖精
「覚えてあげるから言いなさい!」
クスクス
プ
18.
ちはる
「私は青山ちはる」
しおり
「私は新島しおり」
フラン
「私はフラン!」
ちはる
「かわいい」
フラン
「な」
しおり
「うん!かわいい!」
フラン
「からかわないで!」
ちはる
「かわいい!」
フラン
「くっ」
しおり
「かわいい!」
19.
フラン
「早く行きなさ~い!」
ブンブン
ちはる
「キャ~」
しおり
「わあ~怒ったあぁ!」
ちはる
「そんなに追われると花を踏んじゃうよ!」
フラン
「ぐう~」
ちはる
「それじゃあ行くね!お花踏んでしまってごめんなさ~い!」
しおり
「ごめんなさ~い」
フラン
「イ~だ!」
20.
フラン
「ふう・・・やっと行った・・・」
フラン
「あ~顔が痛い」
フラン
「それにしてもあの玉に触ったって言ったわね・・・・・・」
フラン
「確かあの玉に触った人間は・・・・・・」
フラン
「!」
フラン
「こっこれは!」
フラン
「まさかあの子が!?」
あとがき
やっと終わった・・・
今回はペン入れいつも使っていた「新ペン先 SchoolG」のインクが入手できなかったためGペンとインクを使ってペン入れ
即効性のインクではないので左手とか定規が引っかかってインクがはみ出るというハプニング!
まあ今まで以上に良い感じの線が引けたから良いんだけどね
冬で乾燥してたからかな?
でも時間短縮のためそろそろパソコンで処理しないとだめかと思う今日この頃・・・
2011/01/25 16:33:25
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